母さんの目をしっかり見つめると、
母さんはあるものを取り出した。

「はい、海。ここに行くといいわ」

「なに、これ… 星稜(せいりょう)学園??」

「そう、」

母さんが私にくれたのは、とある高校のパンフレットだった。


「理事長は、道也よ。
ここに、あなたを変えてくれる人がいるはず。
変わることを、忘れちゃダメよ?」

道也おじさんは、母さんの弟
小さい頃、よくバスケしてくれたっけ


でも、この星稜って、、どっかで聞いたことあるような

まあ、いっか。

変わる、ね。
私にはまだ早いんじゃないの
そう叫んでる自分がいた。