電話の相手は組の者からだった。 どうやら藤山はすでに黒崎組の手によって捕らえられたらしい。 俺たちの任務は終わった 普段ならすぐにその場を後にする俺だがどうしても気になることがあった。 「…………………この隙間………」 気になって再び本棚を動かそうとする 簡単に隙間が広がったかと思いきや 暗闇であるはずの隙間の奥から弱い光が漏れてきた