………………… ……………………………… 誰もいない… 「いないか…」 若が俺の代弁でもするかのように呟いた 「この店の外に出たということは考えづらい… もし捕まえてたら組の奴らから連絡がくるはずだからな 手分けして他の部屋をあたるぞ」 「「「承知」」」 若を案内した部屋に誰一人としていなかったことに 俺は情報屋としての不甲斐なさに失望した