「二人共、こんな夜にこんなとこにいると…風邪ひいちゃうよ?」 心配そうに、詩葵が言った。 その言葉に琥珀は少し眉を顰めながら、倉庫内へ入っていった。 「…美桜?」 詩葵に呼ばれ、振り向くと… 怪しげに笑う、詩葵がいた。