そんな話をしながら準備を進めていく
出来上がったクッキーと一晩冷やしたチョコレートを出してテーブルへ並べていく

飾り付けをしているとインターホンが鳴る
時間になると創汰たちがやってくる

「はーい。いらっしゃい」

「……おう。あとこれ」

玄関を開けて出迎えたのは咲良だ
そして若干不機嫌そうにしてる創汰に対してニコニコとする

咲良に渡したのは大きいペットボトルのジュース三本と紙コップが入った袋だ

「わざわざありがとうね」

「急に連絡来たと思ったらお使いされたし…」

それを受け取るともう一度お礼を言う
咲良は三人が来る一時間くらい前にジュースを買ってくるように頼んだ

創汰は慌てて秋斗と遥斗を呼び出して近くのスーパーに寄ってから来たのだ

「こんにちは、咲良さん」

「こ、こんにちは」

そんなことお構い無しで秋斗と遥斗が挨拶をする
遥斗は初めて来るため緊張をしていた

「こんにちは。はじめまして。ほのかちゃんの弟の遥斗くんね。千咲の姉の咲良って言います」

「は、はい!遥斗です!今日はオレまでわざわざありがとうございます!」

「人数は多いほうが良いからね。さ、上がって」

「お邪魔します」と揃えて言うとリビングへ通される