此処は何も失かったのか 此の地にも失かったのか 永い永い旅の途中で 観る掌は亡きしモノだったと往うのか 小路等を抜く此の首は 未來を伝わる為だったとでも言うのか 桃すら亡く 無くした私は 滑り込む 永らえる事雲く いつか忘れる日々の為に