ホテルの部屋に入ると、あっという間にお互いの身体から発せられた熱でしっとりし始める。弾む息が交差して、無造作に脱ぎ散らかされた衣服が性急さを物語っているようで気恥ずかしさを覚えてしまう。
「剣持部長……私」
「だから、今は剣持部長じゃないだろう?」
「優弥さん……っ」
初めて味わう、燃えるような優弥さんの全身の熱に包み込まれ、触れられる度に肌が粟立つ。そして私は浮かされるように何度も高みへ押し上げられた――。
嵐のような情事が過ぎ去ると、再び部屋は静けさを取り戻す。静寂に身を委ねながら、真っ白なシーツが敷かれたベッドの中で、私は彼のたくましい腕に抱かれて幸せをかみしめていた。
「あの、ひとつ聞いていいですか?」
「なんだ?」
今となってはもうどうでもいいことかもしれないけれど、やっぱり気になっていたことを彼に尋ねた。
「私がここのホテルのラウンジにいるってどうしてわかったんですか?」
すると、後頭部を撫でていた剣持部長の手がふと止まる。
「剣持部長……私」
「だから、今は剣持部長じゃないだろう?」
「優弥さん……っ」
初めて味わう、燃えるような優弥さんの全身の熱に包み込まれ、触れられる度に肌が粟立つ。そして私は浮かされるように何度も高みへ押し上げられた――。
嵐のような情事が過ぎ去ると、再び部屋は静けさを取り戻す。静寂に身を委ねながら、真っ白なシーツが敷かれたベッドの中で、私は彼のたくましい腕に抱かれて幸せをかみしめていた。
「あの、ひとつ聞いていいですか?」
「なんだ?」
今となってはもうどうでもいいことかもしれないけれど、やっぱり気になっていたことを彼に尋ねた。
「私がここのホテルのラウンジにいるってどうしてわかったんですか?」
すると、後頭部を撫でていた剣持部長の手がふと止まる。



