病院のある世田谷から赤坂まで向かう途中、渋滞に巻き込まれて一時間もかかってしまった。タクシーに乗っている間、剣持部長から何度か着信があり、メールもあった。けれど、臆病な私は電話を折り返すどころかメールを見ることもできずに、そのままホテルにたどり着いてしまった。前回このホテルに来た時も傷心の身だったけれど、また今回も同じような心境だ。私にとってここのホテルは剣持部長と初めて出会った思い出の場所だ。厳密にいうと最上階にあるラウンジだけど。
エントランスはあの時と変わらず、煌びやかな雰囲気に満ち溢れていた。床も綺麗に磨かれていて、その輝きに思わずあやかりたくなってしまう。ちらりとレセプションに視線をやると、前回いたボーイさんが忙しなく接客していた。
エレベーターに乗って、最上階のラウンジに着く。今日は平日だからさほど人は多くなかったけれど、相変わらず高級な雰囲気は傷心な私にかすかに高揚を与えて慰めてくれるようだった。
ラウンジのレセプションに行くと、女性従業員がにこやかに笑って会釈した。
エントランスはあの時と変わらず、煌びやかな雰囲気に満ち溢れていた。床も綺麗に磨かれていて、その輝きに思わずあやかりたくなってしまう。ちらりとレセプションに視線をやると、前回いたボーイさんが忙しなく接客していた。
エレベーターに乗って、最上階のラウンジに着く。今日は平日だからさほど人は多くなかったけれど、相変わらず高級な雰囲気は傷心な私にかすかに高揚を与えて慰めてくれるようだった。
ラウンジのレセプションに行くと、女性従業員がにこやかに笑って会釈した。



