「会議で急に予算変更せざる得なくなってしまって、二週間前に参加企業の方には連絡したつもりだったけど、参加を辞退する企業も出てきてしまって……だから、このコンペがどうなるかヤキモキしていたの、それも精神的にストレスになってたみたい」
両手で包み込むようにまだ水の入ったグラスを手にし、前野さんはじっとそれを見つめている。
え? 二週間前……?
彼女の話に引っかかりを覚えた。
「あの、予算変更の連絡って……二週間前にされてたんですか?」
「えぇ、アルテナさんの方には私の部下がメールじゃなくて直接電話連絡したって言ってたわ。どうして?」
どうして?と聞き返されても、私はすぐに言葉を紡ぐことができなかった。二週間前、私も、もちろん剣持部長もそんな話は聞いていないし、ちょうどその頃は当初の予定通りの企画を作るのに躍起になっていた。
「いえ、結果的に修正した企画が間に合ったからよかったんですけど、実は予算変更の話、コンペの三日前に聞いたんです」
「なんですって?」
それを聞いた前野さんは驚いて、目を見開きながら私に向き直った。
両手で包み込むようにまだ水の入ったグラスを手にし、前野さんはじっとそれを見つめている。
え? 二週間前……?
彼女の話に引っかかりを覚えた。
「あの、予算変更の連絡って……二週間前にされてたんですか?」
「えぇ、アルテナさんの方には私の部下がメールじゃなくて直接電話連絡したって言ってたわ。どうして?」
どうして?と聞き返されても、私はすぐに言葉を紡ぐことができなかった。二週間前、私も、もちろん剣持部長もそんな話は聞いていないし、ちょうどその頃は当初の予定通りの企画を作るのに躍起になっていた。
「いえ、結果的に修正した企画が間に合ったからよかったんですけど、実は予算変更の話、コンペの三日前に聞いたんです」
「なんですって?」
それを聞いた前野さんは驚いて、目を見開きながら私に向き直った。



