クールな部長は溺甘旦那様!?

私の表情が意外だったのか、剣持部長は目を丸くして私を見つめると、ふっと固くこわばった顔を和らげた。

「……君は、強いな」

「そんなことないです」

私が強くなれたのは剣持部長がいたからです。きっと大丈夫。剣持部長となら、どんなことがあっても乗り越えられるような気がするから。

心の中でそう呟いて、私も剣持部長ももう一度書類に目を落とした――。