「自分以外の男の話をされてへそ曲げちゃったって感じ? ほかの男のことで莉奈が頭を悩ませてるっていうのが気に入らなかったんだと思うよ。すごくクールそうに見えても、感情のコントロールができなくなるくらい、彼、意外と莉奈のこと気にしてるかも? 結婚式だって無意味だって言ってる人に限って、いざという時に結構こだわるんだから」
「え? 絶対そんなことないよ、だって……私たち気持ちのない結婚だし」
お姉ちゃん、私があまり落ち込まないように気を遣ってくれてるんだよね。
そう否定するけれど、姉はにこやかに笑って再びビールを煽った。
「莉奈、結婚って幸せなことばかりじゃないよ? その人のこと好きになったなら、相手のことをもっと知らなきゃ、自分の思い込みだけで解決できることなんてないんだからさ」
「うん、そうだね」
姉は結婚するまで付き合った人はそんなにいなかったはずだ。けれど、隆人さんと出会って結婚してからすごく大人の女性になったような気がする。まるで酸いも甘いも噛み分けたような。
「え? 絶対そんなことないよ、だって……私たち気持ちのない結婚だし」
お姉ちゃん、私があまり落ち込まないように気を遣ってくれてるんだよね。
そう否定するけれど、姉はにこやかに笑って再びビールを煽った。
「莉奈、結婚って幸せなことばかりじゃないよ? その人のこと好きになったなら、相手のことをもっと知らなきゃ、自分の思い込みだけで解決できることなんてないんだからさ」
「うん、そうだね」
姉は結婚するまで付き合った人はそんなにいなかったはずだ。けれど、隆人さんと出会って結婚してからすごく大人の女性になったような気がする。まるで酸いも甘いも噛み分けたような。



