クールな部長は溺甘旦那様!?

剣持部長となんとなく険悪な雰囲気のまま次の日の朝を迎えた。

オレンジ色の朝焼けに照らされた東京の街が窓の外から綺麗に広がって見える。
美しく一日が始まろうとしているのに、私の気持ちはどんよりとしていた。

服に着替えてリビングに出ると、彼はすでに出社したようで使ったグラスがシンクに置いたままになっていた。いつもは綺麗に片付けていくはずだけれど、よほど急いでいたのだろう。

も~、自分が使ったグラスくらい洗ってよね。

朝からプリプリしながら会社に持っていくバッグに財布やスマホを入れていると、メールが入った。こんな早くに誰だろうと思って受信箱を開くと、それは姉からのメールだった。

『返事遅れてごめん、体調崩してた。今日なら時間あるよ、取材楽しみにしてるね』

やっと来た姉からのメールにさっそく返信して、今日仕事が終わってから会う約束を取り付けた。