「話を聞くって言ってくれたから話したのに! 剣持部長、言動が矛盾してますよ」
彼がギロリと鋭く私を睨むと、その視線が私の心を深く抉った。
そんな目で私を見ないで欲しい……。
「話を聞くと言ったが、くだらない内容は時間の無駄だ」
「くだらないって……」
「こうして君と言い合いをしているのも無駄な時間ということだ」
無駄な時間って……なにそれ、ひどい。
「剣持部長って、ほんとに自分勝手な人ですね。この際だから言っておきますけど、結婚のことだってそうですよ」
「なんだって?」
どこか気持ちの中で企画書がうまくいかない苛立ちがあった。意図せずそれに火がついてしまった。だからつい、この場では関係のない結婚のことを引き合いに出してしまった。
「剣持部長は女除けのためだけに結婚したかもしれませんけど、私にだってちゃんと式を挙げて、とか……そういう夢はあったんです。もう今更ですけど」
こんなこと言うつもりじゃなかった。言ってしまって後悔した。私の小さな夢の話なんて、彼にとってはそれもくだらないことのひとつでしかないのに。
すると、剣持部長は険しい顔でしばらく黙っていたけれどすっとソファから立ち上がって言った。
彼がギロリと鋭く私を睨むと、その視線が私の心を深く抉った。
そんな目で私を見ないで欲しい……。
「話を聞くと言ったが、くだらない内容は時間の無駄だ」
「くだらないって……」
「こうして君と言い合いをしているのも無駄な時間ということだ」
無駄な時間って……なにそれ、ひどい。
「剣持部長って、ほんとに自分勝手な人ですね。この際だから言っておきますけど、結婚のことだってそうですよ」
「なんだって?」
どこか気持ちの中で企画書がうまくいかない苛立ちがあった。意図せずそれに火がついてしまった。だからつい、この場では関係のない結婚のことを引き合いに出してしまった。
「剣持部長は女除けのためだけに結婚したかもしれませんけど、私にだってちゃんと式を挙げて、とか……そういう夢はあったんです。もう今更ですけど」
こんなこと言うつもりじゃなかった。言ってしまって後悔した。私の小さな夢の話なんて、彼にとってはそれもくだらないことのひとつでしかないのに。
すると、剣持部長は険しい顔でしばらく黙っていたけれどすっとソファから立ち上がって言った。



