クールな部長は溺甘旦那様!?

「でもね、今日の飲み会で影山君の莉奈に対する態度が変だなって思ったから、やっぱり話しておいたほうがいいって思った。莉奈……影山君ってもしかして変なことに首突っ込んでないよね?」

亜美の視線は「否定して欲しい」と私に訴えかけている。私も、そんなことないよ、と言いたい。それに疑わしきは罰せず、という言葉があるように証拠がない限り影山君を責めることはできない。

「亜美、話してくれてありがとう。ずっと辛かったね……」

そう言って、私はそっと亜美の肩を抱き寄せた。すると、亜美はようやく解放された安堵感からか、しくしくと泣き出した。

「影山君のことはしばらく考えないようにしよう。ね?」

そう言って笑いかけると、亜美もうんと頷いて頬を緩ませた。