「ほんと城田さんってそういう話が好きだよな」
「なによーモテる男に言われるとなんかムカつくんですけど」
すでにほろ酔いの亜美がポリポリと軟骨揚げをつまむ影山君にブーブー文句を言っている。
「モテる男はほかにもいるだろ、剣持部長とかさ」
影山君の口から剣持部長の名前が出て思わず動揺しそうになる。すると、亜美はうんうんと深く頷いた。
「剣持部長は別格だよね~。部署内、いや、社内一のモテる男だよ。フロア違うのに別会社の女子社員がたまにチラチラ見に来たりしてるじゃん」
剣持部長がオフィスにいるという情報網があるらしく、彼が会社にいる時に限って見慣れない女子社員がキャーキャー言って廊下をウロウロしているのは知っている。けれど、誰も彼に話しかけられないのは、剣持部長のお堅い雰囲気のせいだろう。
「剣持部長はあの仏頂面でよく営業できるなって思うよ、愛想ないし……って言っても外面はいいのかもしれないけどね。正直、俺はああいうタイプ苦手」
「そんなことないよ、剣持部長、ああ見えても面倒見いいんだから」
剣持部長に対する影山君の本音に少しムッとしてしまい、私はついそんなふうにフォローしてしまう。すると、自分の意見に賛同を得なかった影山君が面白くなさそうに口を開いた。
「なによーモテる男に言われるとなんかムカつくんですけど」
すでにほろ酔いの亜美がポリポリと軟骨揚げをつまむ影山君にブーブー文句を言っている。
「モテる男はほかにもいるだろ、剣持部長とかさ」
影山君の口から剣持部長の名前が出て思わず動揺しそうになる。すると、亜美はうんうんと深く頷いた。
「剣持部長は別格だよね~。部署内、いや、社内一のモテる男だよ。フロア違うのに別会社の女子社員がたまにチラチラ見に来たりしてるじゃん」
剣持部長がオフィスにいるという情報網があるらしく、彼が会社にいる時に限って見慣れない女子社員がキャーキャー言って廊下をウロウロしているのは知っている。けれど、誰も彼に話しかけられないのは、剣持部長のお堅い雰囲気のせいだろう。
「剣持部長はあの仏頂面でよく営業できるなって思うよ、愛想ないし……って言っても外面はいいのかもしれないけどね。正直、俺はああいうタイプ苦手」
「そんなことないよ、剣持部長、ああ見えても面倒見いいんだから」
剣持部長に対する影山君の本音に少しムッとしてしまい、私はついそんなふうにフォローしてしまう。すると、自分の意見に賛同を得なかった影山君が面白くなさそうに口を開いた。



