クールな部長は溺甘旦那様!?

「剣持部長は私と結婚して、この先うまくいくと思いますか?」

何を思ったのか、私は長い沈黙を遮ってそんな質問を投げかけた。

すると、その意外な質問に彼は少し驚いた顔をして手にしていたグラスをテーブルに静かに置いた。

「君は俺にとって最適な女性だと思っている。行きたくもないパーティに顔を出して、ほかの女性に気を遣う必要もないし、名前のある家の娘でもないから目立たない」

剣持部長が顔の向きを変えずに横目で私を見つめる。その視線にドクンと胸が波打った。

「俺は君のことは人として信頼しているし、余計な感情さえなければ、この関係はうまくいくはずだ」