ドクンドクンと心拍数が上がっていくと、再びガタッと物音がした。確かに聞こえる物音にサーっと血の気が引いていく。
まさか、泥棒!? 嘘でしょ……。
セキュリティは万全なマンションだけれど、どんなマンションでも隙があれば忍びこんでくる泥棒のプロがいると、先日、ニュースでやっているのを観たばかりだ。それに、元交際相手が盗聴器をつけてストーカーしたり、様々なケースを思いめぐらすとパニックになりそうだった。
とにかく落ち着いて、怖いけれどここでじっとしているわけにもいかない。私はバスタオルで身を包み、髪の毛もターバン巻きにすると、浴室に置いてあった柄の長いブラシを手に取って、そろりそろりと脱衣所に出てみた。私は中学高校と剣道部に所属していたこともあって構えだけは完璧だ。けれど、竹刀ではなくてブラシというのがなんとも間抜けだけど。
やっぱり誰かいる――。
まさか、泥棒!? 嘘でしょ……。
セキュリティは万全なマンションだけれど、どんなマンションでも隙があれば忍びこんでくる泥棒のプロがいると、先日、ニュースでやっているのを観たばかりだ。それに、元交際相手が盗聴器をつけてストーカーしたり、様々なケースを思いめぐらすとパニックになりそうだった。
とにかく落ち着いて、怖いけれどここでじっとしているわけにもいかない。私はバスタオルで身を包み、髪の毛もターバン巻きにすると、浴室に置いてあった柄の長いブラシを手に取って、そろりそろりと脱衣所に出てみた。私は中学高校と剣道部に所属していたこともあって構えだけは完璧だ。けれど、竹刀ではなくてブラシというのがなんとも間抜けだけど。
やっぱり誰かいる――。



