このパーティのために髪の毛もきちんとアップにして綺麗にしてきたつもりだ。だから剣持部長にそう言われると、ダメだしされなくてよかった! 甲斐があった! と胸をなでおろす。
「あの、指輪……一応してきたんですけど」
左の薬指にはめられた指輪を見せると、剣持部長は「あぁ、やっぱりぴったりだったな」と淡白に言った。
「これって、結婚指輪なんですよね?」
「それ以外に何に見えるんだ?」
質問の意味がわかりかねる。と剣持部長は顔を曇らせて私を見た。
「指のサイズ、なんで知ってたんですか? 教えた覚えはないんですけど……」
「ドレスを買いに行った時、君の手を握っただろ? その時の感触でなんとなくな、俺の勘だ。それよりも、受付を一緒に済ませる。いいか、会場に入ったら俺から離れるなよ? そして妻らしく振舞ってくれ」
「わかりました」
私は彼の妻で、彼は私の夫。頭の中でそう理解すると、私はこくりと頷いた。
「あの、指輪……一応してきたんですけど」
左の薬指にはめられた指輪を見せると、剣持部長は「あぁ、やっぱりぴったりだったな」と淡白に言った。
「これって、結婚指輪なんですよね?」
「それ以外に何に見えるんだ?」
質問の意味がわかりかねる。と剣持部長は顔を曇らせて私を見た。
「指のサイズ、なんで知ってたんですか? 教えた覚えはないんですけど……」
「ドレスを買いに行った時、君の手を握っただろ? その時の感触でなんとなくな、俺の勘だ。それよりも、受付を一緒に済ませる。いいか、会場に入ったら俺から離れるなよ? そして妻らしく振舞ってくれ」
「わかりました」
私は彼の妻で、彼は私の夫。頭の中でそう理解すると、私はこくりと頷いた。



