昔、プロポーズされて指輪を差し出されるシーンに何度も憧れて想像した。この指輪を見ていると、ひしひしと結婚したのだという実感が湧いてくる。なし崩しに剣持部長の妻になってしまった感は否めない、どうにかして結婚をなかったことにしたいと思っていたのに、なぜか“嬉しい”と気持ちが矛盾してしまう。
ねぇ、剣持部長にとってこの結婚は……やっぱりカモフラージュなんですか?
その指輪のダイヤのような夜景を眺めながら、私は彼にそんな思いを馳せた。
ねぇ、剣持部長にとってこの結婚は……やっぱりカモフラージュなんですか?
その指輪のダイヤのような夜景を眺めながら、私は彼にそんな思いを馳せた。



