そうだよね、頑張って仕事してるのにいきなり担当外されたらショックだもん。
頭の中、なにを考えているかわからない人だけど、ちょっと見なおしたかも……。
そんなふうに思っていると、剣持部長のスマホが鳴って、着信を取りながら“ちょっと失礼”の仕草をして彼はオフィスから出て行った。
「ねぇ、松川さんってさ、剣持部長とどういう関係?」
「え?」
剣持部長がいなくなると、影山君とふたりきりでなんとなく気まずいと思っているところへ、彼が少し不機嫌そうに尋ねてきた。
「どうって、上司と部下の関係だよ」
こんなところでまさか「夫婦になっちゃったの」なんて当然言えるわけもなく、平然とそう言ったけれど影山君は興味なさげに「ふぅん」と鼻を鳴らした。
「ねぇ、さっきのことだけど、いきなり私を担当にするだなんて……加藤さんが知ったら――」
加藤さんというのは、今現在の影山君の営業担当だ。私よりひとつ後輩だけれど仕事だってそつがない。それなのにいったいなにが不満なのか。と思っていると、影山君がハァと大きくため息をついた。
頭の中、なにを考えているかわからない人だけど、ちょっと見なおしたかも……。
そんなふうに思っていると、剣持部長のスマホが鳴って、着信を取りながら“ちょっと失礼”の仕草をして彼はオフィスから出て行った。
「ねぇ、松川さんってさ、剣持部長とどういう関係?」
「え?」
剣持部長がいなくなると、影山君とふたりきりでなんとなく気まずいと思っているところへ、彼が少し不機嫌そうに尋ねてきた。
「どうって、上司と部下の関係だよ」
こんなところでまさか「夫婦になっちゃったの」なんて当然言えるわけもなく、平然とそう言ったけれど影山君は興味なさげに「ふぅん」と鼻を鳴らした。
「ねぇ、さっきのことだけど、いきなり私を担当にするだなんて……加藤さんが知ったら――」
加藤さんというのは、今現在の影山君の営業担当だ。私よりひとつ後輩だけれど仕事だってそつがない。それなのにいったいなにが不満なのか。と思っていると、影山君がハァと大きくため息をついた。



