『この服しょーちゃん似合いそう!』
『買ってくれるの?』
『んな事言ってない!』
くだらない会話が凄く楽しい。
俺自身、ショッピングはあまりしない方で
見てもつまんないって思うほど買い物好きではない。
なのに、
麗那と一緒にいるだけで
買い物が凄く凄く楽しい。
こんなショッピングが楽しいって思った事あったっけ?
昼ご飯を食べ、店をぐるぐる回り
気づけば夕方
バスで麗那の実家に向かう。
ドキドキしながらバスに揺れ30分
ようやく着いた。
綺麗な紺色の外見に犬がワンワン吠えている。
『お邪魔します』
この一言と同時に靴を脱ぎ
部屋に上がり直ぐリビングがあり
扉を開けるとお母さんが椅子に座っていた。
『いらっしゃい!ゆっくりしてってね?』
『はい!ありがとうございます!』
短い会話をし緊張からその場から逃げたく
麗那に部屋を案内され階段をドンドン登っていき
ゆっくり貴女がいつもいる部屋に入る。
そこにはベッドがあり
香水も並んでおり
コタツ、大きいテレビがあり
まるでお姫様の部屋のような雰囲気
『すっげえ!綺麗!』
『しょーちゃんが来るから片付けた!』
ニコニコ笑う彼女を見つめ
微笑み唇を重ねた。
