体育祭も終わり季節は秋に変わり始める



体育祭の時から私と瀬那は喋ってない

私の好きな人は瀬那なのに。本人に否定されたら…幾ら何でも傷つくよ…




「いい加減仲直りしたら〜?」



机に頭を預けながらやる気のない私に


茉里が私の口にチョコを入れてくれた


「あま…」


「チョコの甘さって恋愛の甘さと同じらしいよ」



そう言ってくる茉里は、私の心を抉ろうとしてるのかな?




「じゃあ私はビターだ。ブラックかな?」



「悲しいね〜」



そんな話をしてたら担任が教室に入ってきた



やたらとオーラが違う