「…もういい?」



「ん」



目を開けると瀬那が女子が持つはず色のハチマキを手にしてた




そして私の前に携帯の画面を突きつけた




画面の反射で自分が映る




猫耳がついて……る?



なんでぇぇえええ!!!?



「えっ、ちょ、なにしたの!!」



「…ハチマキ交換。やりたかったんでしょ?」



「そうだけど…なんで」



「…は?嫌なら返せば?」



「嫌じゃないです幸せです。ありがとうございます。ごめんなさい」




急に優しくなる瀬那は本当に掴めない