「《私も、中山が好きだもん!》ね…?」


口角を上げながら聞いてくる中山が憎くて

可愛くて、愛しくて、恥ずかしくて



真っ赤になる私は、忘れてって言いながら顔を隠した



「嬉しかったよ」


そう言って中山は私に抱きついた




「え?中山?」



「俺も好きだよ…茉里」



不意に呼ばれた名前にニヤニヤが止まらなかった