あの日俺がりかを助けられたのは


弥の声が聞こえたから。



隠れんぼしてる時に聞こえた弥の声は

いつもとは違う。

何か焦ってる声で。


覗いてみると必死に助けを求めてる弥と
その隣には倒れてるりか。




俺は無意識に自分のペットボトルを掴み
りかのところに走ってた。