切なそうに聞く弥はそう言って笑った
「…わかんない」
「そっか」
「うん、ごめん…」
「2週間ありがとう」
そういって弥は私を抱きしめた
その瞬間、この2週間の弥との思い出が
ブワッと脳裏に浮かんでくる
2週間付き合うって決まった日
正直何をしたらいいのかわからなかったり
2人で一つの傘を使って大雨の中帰って
弥の右肩がびしょびしょに濡れてるのに
私は全然濡れてなかったり
電車で遠出して映画観たり
アイスクリーム屋さんに行ったりした時の帰り、眠りそうな私に肩を貸してくれたり
今考えればいろいろ幸せな思い出が出てくる