「.......」



「.......」




まさかそんなことがあったなんて思っても見なかった


「昔助けてくれたのが瀬那だから好きになったって聞いた」


「うん」



もう私の家の前に到着する



「最後に一つ質問していい?」


冷たい風が私の頬に触れる


「......あの日、俺が引っ越さなくてりかを助けていれば、ずっとりかの隣にいれば、りかは俺のこと好きになってくれた?」