【完】今日も想いが伝わらない!



「今日で最後だね」


悲しそうに告げる弥は、私の手を握る

弥とカップルとして2人で歩く、この帰り道は今日で最後で。

私もなぜか心惜しくなった



でも私の心は変わってない



「俺のこと好きになった?」

冗談混じりで言ってくる弥は、どこか悲しそうで、もう私が言う言葉を知っているみたい


「…私、弥は好きだよ。友達として」


「…うん」


私は下に目を向け、地面を見ながら歩く


「でも、ごめん。私やっぱり瀬那が好き」


「そっか…」


私の言葉を聞いて弥の手を握る力が強くなった気がした



「瀬那のどこが好き?」



不意に聞かれた質問に私は思わず弥に目をやる