「今日で最後だね」
悲しそうに告げる弥は、私の手を握る
弥とカップルとして2人で歩く、この帰り道は今日で最後で。
私もなぜか心惜しくなった
でも私の心は変わってない
「俺のこと好きになった?」
冗談混じりで言ってくる弥は、どこか悲しそうで、もう私が言う言葉を知っているみたい
「…私、弥は好きだよ。友達として」
「…うん」
私は下に目を向け、地面を見ながら歩く
「でも、ごめん。私やっぱり瀬那が好き」
「そっか…」
私の言葉を聞いて弥の手を握る力が強くなった気がした
「瀬那のどこが好き?」
不意に聞かれた質問に私は思わず弥に目をやる

