あ、みつけた
私が瀬那に言うこと




「……約束破ってごめんね…」



ボソッと、聞こえるか聞こえないかくらいの音量で。

風邪治すって言ったのに逆に本格的な風邪をひいてしまって、ダメダメだ…私



「はあ?」



私の謝罪はその一言で一瞬にして消えた




「お前、なに言ってんの?」




そう瀬那から言い放たれた言葉

その瞬間、瀬那は私の髪の毛を触り始めた