心の闇





鬼嵐総「…っ、こ、来いよ。」



来いよとか、ビビってるくせに。



『そっちから来なよ?(殺気)』



殺気5%。



殺気50%だしたら倒れるよね。


そうやって倒そう。


鬼嵐総「は?喧嘩売ってんの?」




『もちろん、売ってるけど?(殺気50%)』




バタッ



はい、終わったー!



私と翔は目を見合わせて笑った。




すると、鬼嵐の総長が立ち上がった。



鬼嵐総「ご、ごめんなさい。も、もう鬼嵐解散します…。」



『謝ってさ、すむと思ってんの…?馬鹿じゃないの?……そんなに夢唯が傷ついてるのに、なんでそれに気がついてやれないんだよ!(殺気)…好きなんだろ?』



バコッ


私は殴った。


鬼嵐総「…ッ…ご、ごめんな、さい……。夢唯…気づかなくてごめんな。」




『後悔することなんか最初っからするなよ!お前らにどんな過去があるか知らねぇ。でも、ひとつだけ言えることがある。信頼できる仲間を作れ。いつかまたちゃんと戦える日を待ってる。』



鬼嵐の総長の目からは涙が流れてきた。




鬼嵐「…族、作り直していいですか…?」




作り直していい?



こいつが?笑わせんな。



『族作り直したいんだったらなんでそんなことやんだよ!意味あんのか……?ちゃんとみんなをしっかりまとめていけ。信頼できるか?今の仲間を……。早くどっかいけ。』



私はわざと突き放した。



鬼嵐総「…ありがとうございます…。」




鬼嵐の人たちは去っていった。