はぁ、一緒に練習するかと思ったら別々かよ。



あいつがキレてないといーけどな。



來斗「じゃあ、まずは殺気の練習しよ…えっと、こうやって…………」



やり方を教えてくれてるけど聞く気にもならない。



どーせお前より強いけどな。


來斗「…じゃあやってみて。」




翔「うん。やってみる。…(殺気)…」



3%ぐらい出してみた。



來斗はすごいびっくりしていた。



來斗「…え、ホントに初心者か…?」



いえ、初心者じゃありませんとか言えねーしな。




翔「初心者だよ。初めて殺気とか出した。」




俺、殺気出すのちょー得意。


でも、勝てねぇ奴がいる。



それは、美優だ。




たぶん美優が100%出したらみんな一斉に倒れるだろう。



俺でさえ怖いと思うからな。





來斗「…じゃ、じゃあ、次は殴るのと蹴る練習しよ。空手習ってたからできるよね?…(シュ)こんな感じ…やってみて。」



俺は言われる通りにやった。




來斗「よし、いい感じ。次は…んー、回し蹴りかな。ゆっくりしてみると…こんな感じ。俺に向けてやってみて。」




俺はいつも通りやってみた。



((バキッ



あれ、今バキって音しなかった?



前を向くと來斗が首を痛そうにしていた。



翔「だ、大丈夫?」



來斗「お、おう、大丈夫…、きょ、今日はコレで終わりにしようか。」



首を痛そうにしながらいった。




俺と來斗は下っ端のいる所へ帰った。