美優『ね?ここの総長さん誰?』
「あ"ぁ?お前誰だ?」
強がって言ってるけどもうすぐあんたの族潰されんだよ?
美優「え"?誰って聞いてんだけど?」
生意気だね??
「俺を誰だと思ってんだ?」
え?
美優『ただのくそ弱い不良?』
「あ"ぁ?殺すぞ?俺が総長だ。」
ふーーん、こいつが総長か、随分楽勝だと…。
『へー、そっか。相手の総長は誰?』
見るからにあいつだけどなぁ。
「っ…お前誰に向かって口聞いてんだ?」
『そっちこそ誰に向かって口聞いてんの?』
私は……蘭華だよ?
「は?誰に口聞いてんのって…『蘭華だもんね』………は?ら、らんか…?あ、あの蘭華……か?」
『誰にそんな口聞いてんのかなぁ?』
その場が凍りついたように静かになった。
「す、すいません!」
ふっ、そんなにすぐ態度変えて、私ってそんな有名かな?
『あんたたちってさぁ、』
私は2人の総長を睨んでいった。
『薬やってるよね?黒笑』
「……や、やってま…す。も、もうしません!ゆ、許してください……!」
許して?今さら言っても遅いよ?
『ねぇ、なんで許してって言うんだったら薬やってたの?』
「っ………。」
ほら、答えられないじゃん。
『じゃあさ、潰されるか、族辞めるか、どっちがいい?』
私は殺気を込めて言った。
「ひぃっ……!!ぞ、族やめます……!」
『族辞めるんだったらなんで薬なんかやってんだよ!なぁ?』
私は2人を殴って、蹴った。
『お前らが後悔するだけじゃねぇかよ!』
そう、私は叫んだ。
『私はお前らがどんな過去を持ってるか知らねぇけどよ、1つだけ約束しろ。信頼できる仲間を作れ。また、いつか戦おうぜ。待ってるよ。』
「はい!すみませんでした。っ…。また、族作ってもいいですか?」
『おう、次は信頼できる総長になれよ。』
「はい!ありがとうございました…!」