「美優ちゃんがね、ヒック、姫辞めろって。」



嘘つかないでよ…

私…


言ってないよ…




「お前最低だな。」


なんで、よ…


なんで、あの子のこと信じ、る、の…?



『やってない…』





「あぁ?」


だから、

『やってないって言ってんの…!』

めっちゃ睨んできた。
やってないの…


ウッ。

最低、今まで仲間だったのに…殴らないでよ…


『な、んで、よ…。やってないよぉ…』


なんでよぉ…?
私よりあとに入った人を信じるの……?
やってないのに…やってないのに…


「は?お前がやったからこいつがこんなんなってるんだろ?」


そして、あいつの腕をめくった。



そこには傷と痣があらわになった。




「ッ、ヒック、ヒック、でね、やめないとねどうなるか分からないよ?って…。」




「ほんと最低だな。俺たちの前から早く消えろ。」




「次はお前がどうなるか分からんよ?」




なんで、よぉ。




長くいたのはあたしじゃないの?





そして、殴られて、蹴られて、階段から…




落とされた…





「ハハッ。ざまぁみろ。」




そしてみんなに笑われた。



『許さない。』



私はあいつらに絶対復讐する。




そう誓った。