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目の裏で、チカチカ光る白い光。


なんだろうと思って、微睡みの中から意識を覚醒させる。


『……んん?』

随分と間抜けな声が出てしまった。でもしょうがないと思う、なぜなら。




───目の前の見渡す世界一面、緑の空間だったから。


なんだよこれ、拷問道具か?緑の部屋か?

まあ、別に耐えられるから良いけど……




ん?じゃああの白い光は……と思ったところで、急に部屋の色が変わった。


『今度は───白』




真っ白な部屋。純白の部屋。穢れを知らない、純粋無垢な花嫁の纏う色。



なにこの部屋、カメレオンなの?なんて思っていたら。