愛が強すぎて転生しました【仮】

また、この容姿のせいで。


やるせない気持ちを隠し、ええ、分かりましたと言う。


今、今はまだ駄目だ。
ヘスティアさんに視線を向けたままにし、お菓子をいただく。なんじゃこりゃ、すごく美味しいぞ。


「そこでショーカ、私の話を少し聞いてくれるかしら」

『構いませんよ』


「あの、言い難いのだけれど。貴方はその、一度亡くなってしまったの…でも、銀の子として神々から寵愛を受けている貴方をこのまま死なすのは良くないと、私達の会議で決定されました。

そこで貴方には、転生していただくことになりました」



『……へ?』


てんせい?えっあの異世界とかの?えっ待って、転生?
頭の中は大混乱、日本語で話されているはずだけど日本語でお願いしますと言いたくなってきた。




「そこでね!転生する世界はもう決まってあるのよ、貴方の好きな…【ユメラキ】だったかしら?よ!」

『えっ!?私死ぬの!?』
あ、既に死んでた…いや、萌えで二度目の死を迎える自信がある。