だいぶ拗ねてる君のほっぺにキス。


「本当にいいの?」


「……うん」


あは、可愛い。
めちゃ素直になってる。


軽いキスを1回……2回……


角度を変えて3回………


グッと体を近付けて4回………


トロンとした目で「もっと…」


欲張りな君に深いキス……


少々おあずけだった僕の、抑えに抑えたキスじゃ物足りないの?
これ以上したらまた爆発しちゃう。
言っとくけど今ものすごく色っぽいんですけど…?
そんな顔で欲しがらないで。


長い長いキスの後。


「無理のない体勢なら…していいみたいだよ?」


病院からも彼女からもお許しをいただきました。
小さく「やった〜」とハイタッチ。


「我慢させてごめんね」


「あのさ、どこまで可愛いの?」


これからいただきますって時に僕のキャパ越えちゃうでしょ。
刺激しないで。


「もう生まれるまでしてくれないと思った」


「バカ、それはない」


ちゃんと後期まで調べてるよ。
いつ切り出していいのかわかんなかっただけ。


優しく微笑む君にキス。
お腹にキス。
今までに感じた事のない感情が押し寄せる。
愛し方にも変化が訪れたのか。


「芹……愛してるよ」


妊娠している君はまた違った色気がある。
耐えれるか自信なかっただけに嬉しさ倍増です。


僕の……僕だけの……天使………


いつまでも僕を虜にして離さない…