『はい。』 皆は、声を揃えて返事をした。 ふーん。攻撃性の強いチームで 結成されているのか。 確かにあの赤髪の姫宮って野郎は、 攻撃的な性格をしていた。 まぁ、俺が居れば大丈夫だろうけど。 チーム同士が並んだ。 東京フェニックスは、赤いユニホーム。 千葉タイガーズが黒のユニホームだ。 挨拶をするとそれぞれの配置に着いて 試合をスタートさせた。 最初に飛び出してきたのは、やはり姫宮だった。 タブルドリブルなどを巧みに操り どんどんと前に出てきた。 速い……!? まるで黒ヒョウみたいだ。