「…そういや、今日誕生日だったっけな…。」




いつも親が忙しくて、ろくに祝ってもらったことはなかった。





…今日、この18の誕生日が…生まれてきて一番嬉しい。






「ありがとう、珠麗。」






そう言うと、珠麗は笑いながら






「生まれてきてくれてありがとう、蓮真!」





と言った。