_______柚希side___










ピピピピピピピピ







「大空、大空!朝だよ?ねぇ、起きて!」





目が覚めても、抱き枕にされていたあたし。


耳が壊れそうなくらいに大きな音の目覚ましが鳴っても起きないこいつ。大空。





「……んん…」




「大空!朝!遅刻するよ?!」




「んー。って、なにこの体勢?!
…お前、なんでここにいんだよ。」





「は?大空が一緒に寝ようって、それにあたしを抱き枕代わりにしたのも大空だし!」





「……あぁ、そういえばそうかも。
ユズ、メシ作れ。」