…とそこに、 「ユズ?」 …ハッとして後ろを向くと、ココアを持った大空がいた。 「…ごめん勝手に入って。」 泣いてるところを見られたくなくて、すぐに前を向き直してそう言った。 …でも、大空はあたしの隣に座って、 「泣いてんの?」 そうやって、優しく聞いてきてくれた。 「…泣いてない。」 あたしはそう言ったけど、 そっと無言であたしを抱きしてくれた。