大空の優しさに胸がドキドキした。





「あと1時間くらいしたらるりかさん帰ってくるらしいからそれまで寝てろ。」






「…うん、分かった。………大空…」




「なに。」






「………………ありがとう。」





「…あぁ。」




暗い部屋の中でも、

微笑む大空の顔はしっかり見えた。