今日はるりかさん遅いけど帰ってくるって言ってたよな。
こんな状態でひとりにするわけには行かないから、
帰ってくるまでうちで寝かしておくか。
俺もなんかこいつのこと心配しちゃってるみたいだし。
家まであと数メートルのところで
ユズがいきなり
後ろからハグをしてきた。
そして一言。
「……………大空、ほんとはねぇ……
……………………………好きぃ……。」
また寝言。
…バカっぽいところもユズらしい。
その言葉を聞いて嬉しかった。
それに少し胸が騒いだ。
俺はまだ自分の気持ちが分からない。
どうしていいのかも…分からない。