大空の唇は相変わらず柔らかい。 それはいいんだけど… 「大空って…キス魔?」 「は?なんでだよ。」 「だって、こんな短期間で4回もキスしてるし…」 「俺だって緊張してんだよ。ほら。」 大空はあたしの手を取って、胸に当てた。 ドクンドクンと打つその心臓は、 大空が実はドキドキ緊張してることを物語る。 電気消してあって良かった。 もしついてたら、この真っ赤なあたしの顔がバレバレだ。