「どうだ決まったか?」 有栖川副社長は、すでに決まっているような感じであった。 私が、お店のスタッフの、おはちゃんに声をかけようとすると それを制して、有栖川副社長が呼んでくれた。 「おばちゃん、俺はいつもやつ頼むよ。彼女はエビフライの定食を頼むよ。」 私は思わずギョッとしてしまった。 思わず有栖川副社長に、なんで私がエビフライの定食を頼むとわかったのかを聞いてみた 「そんなのは簡単だ、開いたページにはエビフライ定食があったし、ここの一押しだからな。」