雲ひとつない真っ青な空。 淡い桃色の桜なや花びらがちらほらと舞っている。 私、篠田 陽季(しのだ はるき)は胸に手を当てて深呼吸する。 「はぁ、、、」 緊張する、、、。 バンッ 傷1つないピカピカの車から降りて勢いよくドアを閉める。 私は今、ある一軒家の前に立っている。 肩に掛けた大きな鞄の中にはたくさんの教材。 そう、私は今日から家庭教師。 初めてのアルバイトです。