朧月夜





「…ありがとな。」



頭を撫でようとした。




…でも、しなかった。







「おにいちゃん、ばいばい!」




その子に俺が触れることで、その子の全てを壊してしまう。







「…お前らのせいでもあるけどな。」




後ろから迫ってくる黒い影。