朧月夜





「…っ!」




すると、夏鈴が俺の頬にキスをしてきた。






「…私こそ、ありがとう。」






夏鈴も…泣いているのに笑っていた。








「雅がいなかったら、私…ずっとどこか心が晴れずにいた。」