朧月夜




「…じゃあ、つけて。」




夏鈴の前に座る。





「う、うんっ!」






ネックレスを付ける夏鈴の手は少し震えていた。







「バッチリ!これでだいじょう……わ…っ」







俺の首元から離れる手を離れない内に引っ張った。