朧月夜




また、あの頭が割れるような痛み…




「雅?!」




夏鈴は俺の背を摩った。









「…お前も、美彩も…バカだな。俺の言うことさえ聞いていれば生きてはいれたものの。」







そう言い菊川は俺に近づいた。