朧月夜





「…見てみろ、これ。」




菊川が見せた携帯の画面には、傷だらけの夏鈴が横たわっていた。





「…っ!」






頬から流れていた、涙も見えた。








「ずっと、“雅”ってお前の名前呼んでたけど?」